「みかん」で初めて機能性表示の届出を行ったとして、当サイトでも何度か取り上げた「三ヶ日みかん」ですが、小売店の現場では機能性表示の利点を活かしきれていないようです。生鮮食品を機能性表示食品としてプロモーションする難しさが露呈したといえます。
JAみっかび(浜松市北区)の三ケ日ミカンで、店頭で実際に機能性表示をアピールして販売した小売店は、取扱店のおよそ半数にとどまっていたことが、JA静岡経済連のアンケート調査で分かった。
静岡新聞 2016/4/3
定型的なパッケージで包装されて発送される工場製造の食品と違い、生鮮食品は小売店で包装するケースも多いため、販売現場で機能性表示食品の要件を満たすのが困難なようです。また、バラ売りする場合にも、パッケージの表示が失われるため機能性表示食品としては販売できなくなってしまいます。一部の高級果実と同様に、生産者が包装したパッケージのママで販売されるような物流を整え、付加価値をアピールして差別化をする必要がありそうです。
機能性表示は要件が厳しいので、小売の現場で活用してもらうためには、活用方法について生産者が積極的に情報提供を行う必要がありそうです。パッケージの記載と同様に、届出をおこなった内容についてしか宣伝できませんので注意が必要です。
「していない」と答えた店の理由で最も多かったのは「売り場の構築が複数になる」「売り場担当の対応が複雑」の38%ずつで、合わせて8割近くを占めた。
